カレンダー

08 | 2017/09 | 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

プロフィール

Hide-αche

Author:Hide-αche
イラストを描いたり詩を作ったりして
空想の具現を生き甲斐とするものです。

根っからの音楽好きで
音楽がなければ消滅しますたぶん。

あ、地味に名前変わりました(20071111)

尚当ページではリンクを張る行為を禁止しております。
どうか理解の程を宜しくお願いします。


最近の記事


最近のコメント


最近のトラックバック


月別アーカイブ


カテゴリー


FC2カウンター


ブロとも申請フォーム


上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Reflect.

20070904

低くて重い空。
湿気を伴った空気が纏わりついて心地悪い。

それは自分の心か彼の心か。
どんよりと圧力を投げかけてくる雲は足取りにも重力を感じさせる。

それでも手紙に宿った思いだけを信じて、久しぶりに・・・


今、彼に会いに行こう。


乗りなれた路線から乗りなれない路線に乗り継いで
見慣れない風景が流れていくを眺めている。
サングラス越しに見る世界は薄暗くて
陰鬱が滲む街並を乗算するようだった。

地下鉄がトンネルに入り、車窓に自分の姿が映るのを見れば
無意識のうちにこの腕は、上着の胸部を巻き込み掴んでいた。

頼りなげに握られた右手が掬うのは不安なのかもしれない。
儚げに添えられた左手に巣食うのは後悔なのかもしれない。

されど祈るように指を絡めれば
心臓が高鳴っていることに安堵を得られた。

胸につっかえていたものは
ほんとは抑え切れないほどの期待だったのだと、ようやく気が付いた。

電車を降りたとき、雨は上がっていた。


相変わらず低くて重い空。
湿気を伴った空気がすこし冷たくて心地良い。

見えてきた堅牢に竦むけど
重かった足取りには、迷いなどは既に消え失せていた。

だから手に握った手紙の思いだけを感じて、久しぶりに・・・


再び、彼に逢いに行こう。


久方ぶりの邂逅。

動き出す時間。

ガラス越しの笑顔。

狭い部屋。

反響する声。

中身のない会話。

視界に入らない観察員。

他愛のない話題。

耐えない笑顔。

伝えたい現状。

伝えられない事実。

聞きたい日常。

聞きたくない真実。

誰が、どうして

何が、こうして

バカみたいに笑って・・・


私達は話した。
何事もなく過ごしていた、あの頃のように。
私達は話せたんだよ。
何事もなく過ごしていた、あの頃のように・・・!

それだけでよかった。
この時間が永遠だと思えた。
10分だけの時間で充分な量の会話をした。
それでも全然足りなかったんだよ。

ただの、久しぶりに会っただけの、友達でいたんだよ、オレ達は。


じゃあな、って、手を振った。
またな、って、笑い返した。
ここじゃないとこでな、って苦笑いもした。

彼の背中が消えて、バタンって扉が閉まった後
漫画のページを捲ったように、私の笑顔は崩れた。

・・・リノリウムの静寂が、耳に煩かった。


エレベータで一階まで降りると、足早に喫煙スペースに向かった。
狭い空間に構わずブラックストーンの甘い香りで空気を侵す。

まもなく涙が溢れた。

それは安堵とか、悲しみとか、楽しかったとか、悔しいとか
そんなもののどれでもなくて、でも全部でもあって
癇癪のように込み上げた。

来てよかった。来てよかった。
来てよかった。来てよかった。
来てよかった。来てよかった。
来てよかった。来てよかった。来てよかった。

・・・逢えてよかった。

私は出会いを悔やんだことなんてないよ?
だから、待ってるって言ったんだ。

・・・でも、会いに行ってよかった。


再開の舞台を降りると、空の雲は割れていて
ちっぽけな空洞を曝して輝いていた。

少し眩しくて
私は外していたサングラスをまた装備する。

サングラス越しに見る世界は薄暗くて
輝く日差しの向こう側が少しだけ見えた。

そして乾き始めたコンクリートを踏みしめて
歩き出そう。

「Even if figure is not in sight」
「I and you are connected in the sky」

誓うよ。

晴れ始めた空の下で、雨を感じながら
私は彼を、待ち続けよう。

例え君が迎える出口に
絶望に似た景色が、待っていたとしても・・・



私は、ここに居るよ。


ここに、いるから。


スポンサーサイト

コメント

来ちゃいました

こっちだとなんて呼んだらいいのかな?

この詩は今の心境とかかい?

うまく言えないけど、心に染みますわ。

って、コメしてもよかったのかしら?

返事遅れましたことをお詫びいたします。
重ねて書きますが、実は半月の間ネット不通だったのです(苦笑)

ちなみにここ“日常哀歌”はその文字の通り、
紛れもない私の日常を切り取った日記でございます。

mixiではもっと楽しくいきたいと思ったので
こちらではもっと負の部分、
要は私の本質的な部分を出していきたくて、住み分けをしてみました。

ちなみにこの日の日記は・・・ポチ子さんもよく知ってる人に会いに言ったときの日記です。
ポチ子さんが彼をどう思ってるかは解らないし、特に知りたいとは思いませんが、
彼も私の大切な友人の一人なのです。

誰が彼を裏切っても、彼が私を裏切っても、
私は彼を待ち続けるでしょう。


もちろんコメントは歓迎ですよ♪
・・・ただ実際は、私の作文能力が重過ぎるゆえ、コメントに困ることがほとんどだと思います(笑)

コメントの投稿



管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://dearydiary.blog115.fc2.com/tb.php/5-916b9460

 | BLOG TOP | 


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。