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プロフィール

Hide-αche

Author:Hide-αche
イラストを描いたり詩を作ったりして
空想の具現を生き甲斐とするものです。

根っからの音楽好きで
音楽がなければ消滅しますたぶん。

あ、地味に名前変わりました(20071111)

尚当ページではリンクを張る行為を禁止しております。
どうか理解の程を宜しくお願いします。


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11/11 光と影-Primal Moon Rising-

ステージ下手のSHIGEがギターを止めて眼前を見つめる。
花道の先頭で幸也が後ろを向き、それに応える。

『ねぇ、君が教えてくれた 「思い」は忘れないよ』

「君の声が」

(君の声を)

「求めるなら」

(求めたから)

「またもう一度」

(もう一度だけ)

「・・・詩うよ」

『FLAW』...Kαinの1stデモシングル。
これはきっと再会の詩。

SHIGEと幸也が。
幸也と私達が。

現実で傷ついた心を持ち合って
辿り着いた場所は
普通とは少しズれた空間。

・・・パラダイスロスト。
私にとっては、ライブの空間そのものが、それに相当するようだ。

始まりの日にそぐわないはずの涙が
思わず胸の隙間に滲み込んだ。


-------------------------------------------------------------


前回20070729から約2ヵ月と半月。
幾多の奇跡を鬼籍に重ねて、ついにkαin初のワンマンの日を迎えることが出来た。

刻は14時。
すでに物販には黒の長蛇。
限られた時間に、限られた数量を求めて
ラフォーレ六本木から伸びたその尾は千切れては伸び、縮んでは修復されていく。
一向に途切れそうにもない。

・・・なにせ事前にほとんど音源がない状態での初ライブ。
少しの機会でも耳を通しておきたいのがファンの心理だろう。
私もその欲望に従って、列の細胞と化す。
この待ち時間さえ、高鳴る鼓動を増幅させる栄養補助でしかない。

天気はあいにくの小雨。
重い雲が時折唸り、思い出すようにパラパラと雫を落とす。
にも関わらず、私を革質に排出した後にも蛇尾は形成されてゆく。
後から加わっていたらしい友人との挨拶も手短に、
私は近くのコンビニ縁に急いだ。

この日のために数年かぶりに持ち出した“CDウォークマン”。
今日以上にこいつを頼りにすることはないかもしれない。
公演まで約3時間。
この時間全てを預げる。


・・・このバンドを嫌いな人を、私は嫌いになれるかもしれない。
そんな言葉を、私は宣訳書宜しくソーシャルネットワーキングに書き残した。
それくらい深層に撃ち込まれた弾丸。
もう、取り除く術を持てる気がしない。


ちょうど一週くらいしたところで、前回のライブぶりの友人から電話が鳴る。
合流して、「でもKαinにはこの天気のほうが合ってるかもね」
「快晴と幸也って合わないかも」
「雷とかあってもいいくらい」

どこか異能の世界を託したラフォーレ六本木への、
期待がさらに膨らんでしまった。



左右に燭台を構えた十字架。
それを挟む二つのスクリーン。
the ENDのプロモーションビデオがステレオで流れる中で
突起した花道に吸い寄せられるように会場が埋まってゆく。

薄暗い視界の中で揺らめく照明。
それが照らすのは絵に描いたような風景。

イヤでも20070502の九段会館を思い出す。
思えばあの時出口に見えた扉は
どこか大きな教会の入り口にも思えてきた。

怒涛のように浴びせた呼び声で、振り返らなかった背中が目指した場所。
その先が、ここには在るのかもしれない。
今までJILSの名のもとに集っていたもの。
それは紛れもない楽園?だったのかもしれない。
その園を抜け出してまで、何を詠うのか。

それを・・・いま「確かめてみたいんだ」?


照明が落ちた。
蝋燭に灯が燈り、十字架がライトアップされる。
シルエットが二つずつ、二回フェイドインする。
最後に一つ。
その影を、呼ぶ声が・・・

ついに殺到する!


「いつまでも いつまでも 探していた」

終わりを詠う低い声が浸透してゆく。
凛とした重圧が歌詞を押し付けてくる。
CDを軽く凌ぐ衝撃に「この涙ごと この躰体ごと」撃ち抜かれた。
意味なんて解らない。意図なんて汲み取れない。
ただ空間を満たす音楽に
この身体が溺れたのはよくわかった。

肺でじゃなく、皮膚で呼吸する感覚。
当然始めて聴く楽曲を、意識につなぎとめようと五感が働く。
たぶんこっち(観客側)は深海。
ステージは底から見上げる太陽。あ、今は月かも。
だからその光を辿ることに全神経を研ぎ澄ませられる。
今はそれだけが瞼に感じる唯一の光。
幸也の声を、幸也の声を、今は求める。


CDを聴いても感じたことだが
Kαinになって、より譜割が適当に感じられた。
いいかげんな意味の適当、ではなく、歌詞に合わせられた創り、みたいな。
だから余計“歌う”よりは“詠う”感じ。
より“作詞”じゃなく“作詩”だなぁ、って思った。
今回のアルバムはJILS時のミニアルバムのような“等身大”ではなく
世界観を組み込んだ“コンセプト”アルバムの様だけど
等身に重ねられる文章もいつもながらあるし、
・・・言葉の魅力はますます上がってる気がする。

でもやっぱり、これはD≒SIREでもJILSでは紛れもなく違う。
奇しくも・・・それはギターが俊介じゃないってことだけでもそれは感じられたけれど。


ライブも中盤。
DEMOライブのとき二日とも一曲目に演奏された曲が始まる。
曲名はlost。
たぶんJILSが終わったときのファンの心境ってこれにすごい近いような気がする。
もしくは、幸也もファンに想ったこと、かな?
この辺り、全て私の独断だけど
そう思いながら聞くとますます呼吸が乱れた。

だから腕を伸ばす。
「幸也!」叫ぶ声にもチカラが入る。


そして、すでに聞き慣れた前奏が鳴った。
唯一、完成版として配信されていた楽曲、『FLAW』
今までのファンにはとても聴きやすく
おそらくkαinとして初めに聞くには一番違和感なく入り込める曲。

・・・だと、この日聴くまでは思っていた。
こんなにも、ライブ栄えする曲だったなんて。

このカインというバンドは、SHIGEと幸也とエトセトラが以下略な感じで結成されたと事前にMCがあった。
きっとそのせいもあっただろう。

2サビの後のCメロで・・・
呼吸が実際に溺れたみたくなった。
二人の想いは到底私達の理解には及ばないだろうケド
絶対に、絶対に知ることは叶わないだろうケド
その関係を思って切なくなる。

この歌詞の掛け合いが切なくなる。

大げさで、あまりにおこがましい表現だけど、
「よかったね」って。こうして同じステージに立ってて良かったねって。
本気で思った。

だからホントに、今日この場所に入れてよかったなァと、思った。

それはJILSの時も思ってたことだけど。
思ってなきゃいけないって幸也も言ってたけど。

・・・これがきっと答えの一つなんだろうなァ。


やがて本編が終わり
「アンコールって言うな」っていう以前のMCが効いたのか(苦笑)
控えめなアンコール(笑)に呼ばれて三度Kαin登場。

最後は、早くもライブ限定曲の格を漂わせてきている「回帰線」。

「振り返るたび あの頃が愛しく思えた」
これまでの軌跡を消すことなんて出来なくて
でもそれだけじゃダメで
ただ前を向き続けて、それに疲れてまた思い出して
それがやっぱり愛しいものなんだと気が付いていく。

「何度でも 何度でも 泣きじゃくる君を抱きしめて」
抱きしめられて、確かめ合う愛がある。
寄りかかるということは支えあうと同じカタチ。
お互いがお互い絶対的に必要な存在。
それを言葉として断言してくれる幸也を愛してる。


もう、なんだかKαinはこの曲を聴かないと帰れないライブになりそうだ(苦笑)



現実で傷ついた心を持ち合って
辿り着いた場所は
普通とは少しズれた空間。

・・・パラダイスロスト。
私にとっては、ライブの空間そのものが、それに相当する。

パラドックスという箱がある。
ファンにとっては好きなバンドがそのボックスそのものだったりする。
喜びも、悲しみも、その箱によって引き出されることが多々あるし。

Kαinという三つ目の箱を用意してくれた幸也は、
必ず来るであろう“いつか”の日に、どんな景色を見せてくれるのだろう。

・・・どんなものであれ、私の心に刻まれる。
もう既に、幸也の詩は禁断の実として、この身体で消化してしまったのだから。


次回、約束の日。
死んでも行かないと。

あ。その前にイヴの日空けないと・・・

ちなみにアルバム、視聴できます。ここ(これって載せていいのかな?)
幸也を知らない人生なんて、今じゃ考えらんないかも(笑)
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コメント

|ω・`)ジー
あとで聴くよ(´・ω・`)
気になるよ~♪

>クロネコさん

うん聴いてみてー

ついでに買ってみてー(ぇ)

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