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プロフィール

Hide-αche

Author:Hide-αche
イラストを描いたり詩を作ったりして
空想の具現を生き甲斐とするものです。

根っからの音楽好きで
音楽がなければ消滅しますたぶん。

あ、地味に名前変わりました(20071111)

尚当ページではリンクを張る行為を禁止しております。
どうか理解の程を宜しくお願いします。


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夜の公演

人生はいつでも一方通行。
目指した先にだけ、未来は広がる。


夜の帳、肌寒い空気。
街灯だけじゃ物足りない暖かさを
タバコに点けた火で援護する。

憤りでくづもった感情を冷まそうと夜気が絡みつく。
抵抗して紫煙を吐き出し、真冬の公園との闘争を開始しよう。


いつもここにはタバコ一本分の幻想がある。

口元のタクトを振るえば
静寂を主旋律に、時折葉擦れの音が伴奏する。

それがいつも、感情が蒸した後のエンドロール。


ちりちりという音が聞こえる程静まった空間は酷く寛容だ。
感情が溢れるのを抑え切れない自分をも黙して受け入れてくれる。

憤りでくぐもった感情を冷まそうと、夜気が絡みつく。
殺到する支援を受け入れ、真冬の公園への逃走を開始しよう。


人生はいつでも一方通行。
消化してゆく日々は、焼け落ちて足元に積もる灰の様。

どんな経緯を辿っても、それを覆すことはなく、
ただ先に待っている終わりへと、煙を上げて進んでゆくのだ。

それは時として協奏曲。
同じ思考を持つものと、傷を舐めあうための応援歌。

それは時として奏鳴曲。
同じ嗜好を持つものと、季節の叙情に甘える恋歌。

それは時として狂詩曲。
同じ施行を持つものと、身体を重ねるための流行歌。

それは時として交響曲。
同じ志向をもつものと、涙の棄て場所を求める哀歌。

それは時として小夜曲。
同じ指向をもつものと、生きた証を建てる譚歌。


すべては人生を彩る組曲。
口元のタクトを振るえば
静寂を主旋律に、時折葉擦れの音が伴奏する。

人生はいつでも一方通行。
音楽が流れるように、時間の流れは早送りも巻き戻しもない、
そのままのテンポが一番心地いい。

マイペースなのが一番、心地いい。


いつもここにはタバコ一本分の幻想がある。
焼け落ちて短くなった吸殻を排水溝へ投げ込んだ。

今日の苛立ちも一緒に投げ込んだ。

仄かに残るメンソールの味は少ししょっぱくて、
私はまた一つ、傷跡だけを持ち帰る。
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